• HOME
  • RELATIONSHIP
  • 【ゲイ友達】オンラインゲームで出会って遊ぶカンタンなコツ

【ゲイ友達】オンラインゲームで出会って遊ぶカンタンなコツ

  • advertisement

ゲーム好きなゲイって増えてるよね

つい先日、ゲーム内で友達が結婚式(同性婚)を挙げたのがきっかけで「ファイナルファンタジー14(FF14)」に5年ぶりに復帰したのですが、この数年でエオルゼア(FF14の世界)が知らない世界になっていて驚きました。調べてみたところ、間も無く10周年を迎えるらしい…。コンテンツが大量に追加されており、初期のエピソードもようやく完結したとの噂を耳にしました。なるほど、このゲーム、始めるなら今じゃないですか。今始めれば10周年に間に合う…はず!?

FF14に限らず、さまざまなゲームシーンでゲイのプレイヤーを見かけることが多くなってきました。eスポーツの大会でもゲイのプレイヤーが参加していたり、「オネエ vs ノンケ女子」という華やかな(!?)大会も開かれています。

年々進化するゲームシーン。1人で遊んでも良いのですが、オンラインで遠くにいる誰かと一緒にプレイする人も増えているようです。誰かと一緒に遊びたいなら、たくさんのプレイヤーがいるオンラインゲームを選ぶのが良いでしょう。

ゲイの間で人気があるオンラインゲームってどんなものがあるのでしょうか。今回は、40代の気合が入ったハードゲーマーの私が遊んでいるゲームを中心にお話ししようと思います!

ファイナルファンタジー14 × AMBIRD

え?いきなりゲームとAMBIRDなの?
と、驚く方もいらっしゃるかもしれません。その説明の前にまずはFF14について紹介させてください。

FF14は9年続く大人気MMORPG

日本が誇る国民的ゲームシリーズ「ファイナルファンタジー」は基本的に1人で遊ぶRPGですが、FF14はMMORPG(数千人規模のプレイヤーが同時に参加して遊ぶRPG)のタイトルです。2022年9周年を迎える現在も舞台となるエオルゼアという世界を中心に、個々のプレイヤーが思い思いの生活を楽しんでいます。

ゲーム開始当初よりゲイのインフルエンサーゲーマーが動画や配信などで盛り上げていたことや、同性婚ができるシステム、同性愛を匂わせるようなシナリオの存在などを受け、ゲイのプレイヤーやチームが集まりやすいタイトルでもあるようです。

プレイできるコンテンツの中には4人から最大24人でパーティを組んで進めなければならないダンジョンが存在ます。メインシナリオの要所要所でこのダンジョンが登場するのですが、1人で遊んでいるとなかなかパーティが組めなかったり、複雑な仕掛けに戸惑ったりと、困ってしまうことが度々起こります。そんなお困りごとを解決するため、普段から一緒に遊べる友達が欲しくなってしまうんですよね。友達と楽しくチャットしながら進めたり、お互いに協力し合ってダンジョンを攻略したりするのは、ゲームを楽しむだけではなく、効率よくコンテンツを進められるようになるのでオススメなんです。

ゲームの話ができる友達も良いのですが、くだらないジョークやエッチな話題もできるとより楽しめると思いませんか。私も友達と結成したグループで、イケメンのキャラクターについて語ったり、エロい格好をして集まったりしながら遊んでいます。が、それはお互いゲイだからできること。その光景をノンケや女性がみていたら…。やっぱりゲイの友達を作りたいなーと思っても、ゲーム上のキャラクターだけを見てそれを判断することはできません。

そこで普段から使っているマッチングアプリで探してみることにしました。

マッチングアプリで同じサーバーで遊ぶ友達を見つける

大事なことなので一度きちんと確認しておきたいのですが、ゲイ向けのマッチングアプリを使えば、知り合った相手は間違いなくゲイですよね。趣味のところに「ファイナルファンタジー14」って書いていたら一緒に遊べそうです。

このゲームでは、混雑による動作の影響や不具合を考慮して、「サーバー」と呼ばれる部屋がいくつか用意されています。異なるサーバーで遊んでいる友達とも遊ぶことはできますが、サーバー間で移動したり、チャットや幾つかのコンテンツをプレイしたりする時に制限がかかる場合があるため、できれば同じサーバーで遊んでいる人を見つけたいところです。

ゲイ向けのマッチングサービス「AMBIRD」を使っていたところ、コミュニティの中にFF14に関連するものがいくつかあることに気がつきました。しかも「FF14のサーバー別」にコミュニティがあったので、そこに登録し、何人かにいいねを送りました。

FF14友達とマッチングしたいならちょっとした工夫が大事

確かにマッチングアプリを使ったらFF14をプレイしている人を探しやすくなりました。しかし、マッチングアプリは「恋人探し」が主流のサービスです。「ゲーム友達を探している」場合は、普通に「いいね」を送ってもマッチングしづらいかもしれません。

コミュニティに登録して「いいね」を送る以外に、いくつかマッチングしてくれるように工夫したことがあります。

  • 自己紹介に「一緒にFF14を遊んでくれる友達も探しています」と明記する
  • 自分のサーバーのコミュニティを「ベストコミュニティ」に設定する
  • 「メッセージ付きいいね」を使ってゲーム友達募集のことを伝える

特に「ベストコミュニティに設定する」のはカンタンに設定できる上に効果的。一言メッセージを設定できるので、ゲーム友達を探していることをアピールできるし、プロフィールやコミュニティ画面内で目立つ位置に表示されます。

マッチングした後にスムーズにFF14で遊ぶために

マッチングした後はすぐにメッセージを送ってFF14で繋がるのがエオルゼアリアルを成功させる秘訣です(エオルゼア=FF14の世界)。自分の自己紹介の他に以下のような情報をすぐに伝えられるように用意しておくとスムーズです。

  • PSNetworkのID(Playstationで遊んでいる場合)
  • 自分のキャラクターの名前
  • ボイスチャットできるかどうか

PSNのIDが分かればスマホで友達になり、FF14をプレイしている最中にボイスチャットが可能になります。待ち合わせの時に便利ですよね。もしボイスチャットを使えないのであれば、先にスマホやPCからフレンドになっておくと良いでしょう。ゲーム内のフレンドリストからテキストチャットで連絡することができるようになります。

MMORPGだけどコミュニケーションはボイスチャットがオススメ

FF14はMMORPG。コミュニケーションを取るときは基本的にテキストチャットがメインとなりますが、可能であればボイスチャットをする環境を準備しておくと良いと思います。FF14の場合、ボイスチャットをする環境として以下のパターンが主流のようです。

  • Playstationデフォルトのボイスチャット
    • スマートフォンのPSNetworkアプリを使ったチャット
  • Discordのボイスチャットや画面共有
  • LINEを使ったチャット

FF14の場合、Playstationデフォルトのボイスチャットを使うことが多いように感じます。もしPlaystationを持っていなくてもスマートフォンのPSNアプリでチャットに参加できるので、無理なく使えるようです。

また、Discordを利用する人も増えてきているようです。登録が必要ですが、一度登録しておけばボイスチャット、テキストチャット、画面共有と色々な使い方ができます。PCのゲームプラットフォームやXboxとの連携ができている上、今後、Playstationとの連携も強化されるという噂もあるので、ゲーマーの間では定番のチャットツールとなりつつあります。

Dead By Daylight × Twitch

「Dead By Daylight(DbD)」もゲイに人気のオンラインゲームです。プレイヤーは閉鎖された場所から脱出を試みる4人の生存者と、それを阻止する1人の殺人鬼に分かれて戦います。2016年にリリースされた後、世界で名を馳せた名手たる殺人鬼やそれっぽいヤツが次々と殺人鬼として登場。日本からは貞子が参戦しています。シンプルで覚えやすいルールながら、難易度の高いプレイや殺人鬼と生存者のスリリングな駆け引きが魅力の人気作品です。

ホラーゲームが好きなゲイは多いようで、マッチングアプリの趣味欄に「DbDで遊んでいます」と記載している方をよく見かけます。また、DbDで遊んでいる様子をストリーミング配信しているLGBTも実はたくさんいます。ゲーム動画配信サイトのTwitchを見てみると、昼夜問わずDbDで遊んでいるプレイヤーを見つけることができます。また、「参加型」と呼ばれる配信では配信者と一緒に同じゲームに参加することができるのです。

私は実はホラーが苦手で、1人ではDbDを遊ぶのを避けていたのですが、Twitchでの配信をきっかけにプレイするようになりました。

ゲーム配信を楽しむならYoutubeよりTwitch!

先月「オネエvsノンケ&女子」という形式のDbDのプライベート大会が開かれていました。仲の良いTwitch配信者が集まって開催された自主的な大会です。DbDの場合、Twitch内でプライベート大会が開かれやすいように感じます。

LGBTの配信者が集まってイベントや大会を行う様子はYoutubeにはあまり見られない状況です。TwitchにはLGBTの配信者が集まっていて、ゲイのコミュニティができていたり、上記のようなプライベート大会やイベントが開かれているのですが、それはTwitchはLGBTに対して寛容的な立場をとったプラットフォームであることが大きく関係しているのかもしれませんね。

2019年、twitchに対して「トランスジェンダー」のタグ(配信の分類)を求める声があがったのをきっかけに、利用者からの働きかけが活発化し、2021年5月に「トランスジェンダー」だけではなく「LGBTQ」「黒人」「障害者」などのタグが実装されました。その結果、Twitchで「LGBTQ」をタグづけしている配信者を見つけることが容易となり、それを目的とした試聴者も増えたのです。

私個人的な感想ですが、ゲーム配信を楽しむのであればYoutubeよりTwitchの方が安心できるような気がします。

  • 配信者が自らLGBTQを宣言している(宣言しやすい)
  • Youtubeと異なりコメントや配信が荒れにくい
  • 気軽に参加できる配信が多い

Youtubeはほぼ匿名のような状態のアカウントで動画にコメントがつきますが、Twitchはコメントした人のアカウントがチェックできるようになっており、コメントや動画が荒れることがあまりありません。ゲイを差別するようなミームが氾濫することもありません。YoutubeとTwitchを比較すると、Tiwtichの方が安心してゲーム配信をしたり、それを見たり、そこにコメントを残したりしやすいように感じます。

もし、参加型の配信を見つけ、あなたもプレイする余裕があるのであれば、ぜひコメントで挨拶をして一緒に遊んでみてください。上手い下手は気にしなくても良いでしょう(気にする人は参加前に伝えてくれます)。

Dead By Daylightもゲイフレンドリーなゲーム

Twitchで人気のゲームには、DbD以外にもAPEXやOVERWATCH、Fortniteなどがありますが、今回特にDbDを進めているのは、これがゲイフレンドリーなゲームだからです。

毎年6月にプライド月間に合わせたイベントを展開し、虹モチーフのデザインが施されたアイテムが配布されます。また、それだけではなく、このゲームの主要な登場人物の1人、デイビット・キングが男性同性愛者であることが明らかにされました。ゲーム内では、彼が自分のアイデンティティやセクシャリティについて葛藤し、受け入れていく様が語られます。

このゲームの開発会社であるBehaviour InteractiveはLGBTカルチャーのコンサルを外部パートナーとして招いており、このデイビット・キングについても同性愛者というキャラクターとして適切な表現になるように協議を重ねたと言われています。

ゲーム内外でLGBTが安心してプレイできる環境が整っているという点も、DbDがゲイに人気のゲームである理由ではないかと思うんですよね。

他にもLGBTフレンドリーなカルチャーを持ち合わせたゲームはたくさんあります。いつか紹介できると良いですね。

Splatoon3やApexも人気

twitchや9モンのプロフィール欄を見ていると、FF14やDbD以外にもSplatoon3やApexなどの対戦型シューティングゲームも人気があるようです。対戦やシューティングゲームが苦手な場合には、モンスターハンターのように協力して進めるスタイルのゲームもプレイヤーが多いように思います。

これらのゲームをするときでも、FF14やDbDのように、マッチングアプリで遊ぶ友達を探したり、ボイスチャットを楽しんだりするのが有効です。もしAMBIRDで遊びたいゲームのコミュニティがない場合、サブスクリプションを利用したプランに加入することで、任意のコミュニティを新設することができるようになりますよ。実は私もいくつかコミュニティを作って友達を探しています。

今回は取り上げませんでしたが、スマートフォンのゲームを楽しんでいる人ももちろんいます。ゲイ向けのタイトルも増えているので、気になるタイトルがあったら、twitterで検索してどんな人が遊んでいるのかを見てみるのもよいかもしれませんね!

ゲイとしてゲームが遊べる安心した環境があるタイトルが今後も増えるといいな

今回はFF14とDbDという2つのゲームタイトルと、どのように友達を探したり、ボイスチャットしたりするのかについて紹介しました。

  • FF14にはゲイのプレイヤーがたくさんいるよ!
  • AMBIRDにはFF14のサーバー別コミュニティがあるよ!
  • DbDはLGBTフレンドリーな大会がよく開かれているよ!
  • Twitchでゲーム配信しているLGBTプレイヤーが増えてるよ!
  • ボイスチャットするならDiscordが良いよ!

全てのサービスに共通しているのは、ゲイフレンドリーなカルチャーが含まれていることです。残念ながらゲーム業界にはまだまだ性差別のトラブルが存在しています。つい最近も有名ゲームのキャラクターが見た目や言動から、そのキャラクターの設定とは関係なくゲイのように扱われ差別的な表現を含むミームが流行してしまうという残念なことが起こりました。こういう価値観はまだ世の中に残っているのです。

LGBTカルチャーに対して理解があったり、学ぶ姿勢を見せてくれるサービスを積極的に選ぶことは、その企業を応援するのと同時に、私たちも安心してゲームを楽しむことへも繋がっているのではないかと、私は思います。

FF14の「蒼天のイシュガルド」というシナリオの終盤で「他人のさまざまな特徴を理解できないこと、これまで抱いていた価値観や心情、考え方を簡単に手放せないことを、無理に矯正する必要はない。ただ目の前の人物を尊重して接することを心がけるようにしないか」という提案をするイベントがあり、とても心に残りました。

それはゲームで遊ぶ私たちにも心がけるべきことかもしれませんね。

こういう発想ができるからこそ、多くのプレイヤーを集めることができるのかもしれません。そして、そこで生まれたゲイコミュニティを使って、オンラインゲームを遊ぶ友達がたくさんできると良いな、と思っています。

あわせて読みたい記事