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ゲイには一人「守護ディーヴァ」がいる?!ゲイを守ってくれる7大守護ディーヴァたち

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僕たちゲイの人生には、寄り添い護ってくれている歌姫、「守護ディーヴァ」がいるのではないだろうか?

辛いときや、寂しいとき。ハッピーで嬉しい気持ちを言葉にできないとき。人生の迷子になったとき、進む道を照らしてくれるような歌姫たちに、僕たちは助けられて生きているような気がする。

今回は僕たちゲイを護って導いてくれている、七大守護ディーヴァを紹介していきたいと思う。

ティーンたちの憧れは、2018年に本物の女神になった − 安室奈美恵

可愛いだけのアイドルではなく、「女の子たちが憧れるカリスマ」の先駆け的な存在の安室奈美恵。ダンスボーカルユニット“SUPER MONKEY’S”から一人の歌姫になるまでのストーリーは、まさにディーヴァ。

98年の産休中、宇多田ヒカルや浜崎あゆみ、椎名林檎など名だたるディーヴァたちがデビューした後も、復帰した安室ちゃんはブレることなく自分だけの道を切り拓き続けた。そんな彼女の強い姿勢に、憧れる人は多いんじゃないだろうか。

2018年の引退とともに本物の伝説になった安室ちゃん。普段の素顔がとてもシャイなところも彼女の魅力の一つ。日本だけでなく、アジア中を虜にした歌姫として「安室奈美恵」という生き様を、彼女は僕たちに見せつけてくれた。

チャレンジすることをやめない、ストイックなエンターテイナー − 倖田來未

“エロかっこいい”のイメージがどうしても先行してしまうが、実は音楽的にかなりチャレンジャーなくぅちゃん。有名な12週連続シングルリリースにはじまり、歌って踊るだけにとどまらないライブ演出。フットワークの軽い総合エンターテイナー型のディーヴァだ。

下積み時代が長いせいか、はたまたバックボーンとして音楽に精通した家庭の出身のせいか、音楽的な教養もかなりあり、カバーした楽曲は数知れず。ご存知『キューティーハニー』にはじまり、王道のドリカムから渋谷系の小沢健二、エレファントカシマシに歌謡曲までとジャンルは様々。

男に媚びないエロ、自分のためのセクシーさを強く追及していき、日本人のロリコン趣味なセクシーの定義を大きく覆してくれた彼女に、みんな共感してしまうのではないだろうか。

若者のカリスマから、真のアーティストへ。信念を貫いたサバイバー − 浜崎あゆみ

女子中高生から絶大な支持を受けていたカリスマである浜崎あゆみこと、ayu。しかし、彼女がディーヴァである理由は、単なるカリスマ性ではない。彼女はディーバたちの中でも抜きんでて屈強なサバイバーなのだ。

ここ数年はメディア露出を控え、ライブ活動により一層力を入れ、かつての大人が作り上げた「あゆ」ではなく、リアルな今の「ayu」をファンに魅せ続けてくれている。世間から何を言われても、ayuの信念は揺るがない。もしかしたら今が一番、彼女が望んでいた“アーティスト”としての活動をしているんじゃないだろうか。

2018年のプライドパレードでのステージも、歌姫としての彼女のリアルな姿が、僕たちを勇気づけてくれる。

さりげない瞬間すべてを切り取って、魔法の言葉にしてしまう天才 − aiko

教室の女王aiko。恋愛ソングの女王aiko。誰もが口ずさめる曲なのに、すぐにaikoだとわかるのは、やはり彼女が天才だからだろう。メロディメーカーとしてはもちろんのこと、彼女の描く歌詞の世界は、唯一無二。

ただの恋愛ソングじゃないの? と思ったら大間違い。「片思いのまま、思いを伝えられず失恋」という本当によくあるシチュエーションを多彩な言葉で楽曲にしているのは彼女くらいではないだろうか。

ノンケに恋をしてしまって、思いを打ち明けられないまま失恋してしまう…あの言い表せない微妙な気持ちを歌い上げて、そしてその傷にそっと寄り添ってくれるディーヴァがaikoだ。いまだに結婚していないところも恋愛ソングのディーヴァとして正しい気がする。

彼女の人生そのものが作品。自分と向き合い続ける孤高の人 − 宇多田ヒカル

孤高のディーヴァ、宇多田ヒカル。少女のころからアーティストとして活動してきた彼女は、自らの人生の変化を作品を通して僕たちに届けてくれている。

天才少女と呼ばれ大人の顔をし続けた彼女は、27歳という若さで“人間活動”と称し活動を休止した。結婚出産後カムバックしてリリースしたアルバムでは、彼女自身の進化をまざまざと見せつけてくれた。もう大人の顔をして大人の歌なんて歌っていない。彼女が今何を感じて何を思っているか、そして生きていくことは簡単なことではないと楽曲を通して僕たちに教えてくれる。

そういった生きていくことの変化や辛さ、寂しさを宇多田ヒカルの言葉たちは、一緒になって救い上げてくれるのだ。「その気持ちわかるよ、だけど、私と一緒に大人になって生きてみようよ」と微笑んで言われているかのように。

職業:セルフプロデューサー。本物の「椎名林檎」は一体どれ? − 椎名林檎

絶対的な唯一無二。虚像のディーヴァ、椎名林檎。僕たちは「椎名林檎」という虚像に踊らされ続けている。音楽的な才能はもちろんのこと、彼女の強みは自身が自身の敏腕プロデューサーというところではないだろうか。

アーティストでも歌手でもなく「音楽家」という肩書で作り上げる椎名林檎ワールドは、一度かじってしまったらもう後戻りはできない。ジャンルに縛られることなく、緻密に創り上げられたその世界に入信してしまう人も多いだろう。

ただ、そんなファンを強く思ってくれるのも彼女の魅力だ。僕たちが過ごす忙しない日々を彼女は音楽を使って一瞬でドラマにしてくれる。彼女が作る「人生のサントラ」のおかげで、僕たちは幸せなときも、辛い逆境も、主人公として立ち向かっていけるのではないだろうか。

幻のなかで踊る妖精、時間を止めた現代のおとぎ話 − YUKI

JUDY AND MARY解散後、ソロとして活動を始めたYUKI。ポップでガーリー、女の子の宝箱をこっそり覗いたときめきが詰まったような世界観に、時間が止まったかのようなヴィジュアルで話題になることは多々あるだろう。

バンドからソロへの転向に彼女自身の葛藤もあっただろうが、YUKIは前に進むことをやめなかった。彼女は辛いことも、幸せなことも、体の底から湧き出てくるエネルギーに従って軽やかに生きてきたんじゃないかと思わせてしまう。

肩の力を抜いて、リズムに合わせて、本当に歌って踊っているかのように紡がれるテンポのいい楽曲たち。自分の中で鳴り響いているリズムを決して崩さず歌い踊りながら、前を向いて生きようよ! とYUKIちゃん自身が信じてやまない甘い魔法に僕たちは魅了されてしまう。

最後に

今回、7大守護ディーヴァとして紹介したが、歌姫は他にもまだまだたくさんいる。それぞれの人生のあれこれを、救って、励まして、共に生きていってくれる歌姫たちが。

そういう存在は、だれの人生にも必要だし、必ず一人はいるはずだ。これまでの人生を振り返って、どんな歌に、どんな歌姫に人生を支えられてきたか、自分の人生のサウンドトラックを思い返してみてほしい。

イラスト / 日ノ本虎徹(@ktt829hnmt

7大守護ディーヴァ・交流オフ会のお知らせ

同じ、ディーヴァが好きな人同士で仲良くなれる、ディーヴァオフ会を開催します!ディーヴァの好きなところ、好きな曲などの話で盛り上がろう!各ディーヴァナイトの情報もいち早くGETできるかも!詳細は下記ツイートをチェック!日程が決まり次第、随時更新していきます♪

守護ディーヴァ・オフ会の開催日程

  • 3/6(金) 20:00〜24:00 YUKIオフ会
  • 3/7(土) 20:00〜24:00 宇多田オフ会

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