• HOME
  • CULTURE
  • 【ゲイ一人旅】行楽の秋到来!ゲイならではの楽しみ方で国内旅行をしてみよう

【ゲイ一人旅】行楽の秋到来!ゲイならではの楽しみ方で国内旅行をしてみよう

  • advertisement

過ごしやすい季節になりました。この季節はGWやお盆や年末年始のような大型連休はないものの、一年の中でも祝日が多いシーズンなため国内旅行であれば気軽に行きやすい時期です。みんなで休みを合わせてワイワイ、という旅行も良いですが、国内の行ってみたかった街に一人旅というのも良いものです。誰かと休みを合わせる必要もないため、思い立ってすぐに行けるのも一人旅の良いところです。

何より、一人旅の醍醐味の一つが現地での出会いです。
ゲイの場合、少しだけ勇気を出せば「同じセクシュアリティである」というだけで見知らぬ土地で友達ができることもあります。

一人で旅行に行ったのに帰ってくる時には友達ができているなんて、すごく素敵な旅ではありませんか?今回は、こうしたゲイならではの一人旅の楽しみ方について解説していきます。

ゲイ一人旅で行きたい街は?

特にどうしても行きたい遺跡や名勝がない場合は、ひとまずゲイバーやゲイタウンのある街をピックアップしてみると良いでしょう。

下記のような政令指定都市や地域一の大都市であればほぼ確実にゲイバーなどのナイトスポットがあります。また、ゲイバーには行かない場合も下記の街は人口が多いためアプリなどで現地のゲイと知り合える可能性が高いと言えます。

  • 札幌
  • 仙台
  • 東京・横浜
  • 名古屋
  • 金沢
  • 京都
  • 大阪・神戸
  • 広島
  • 高松
  • 福岡
  • 沖縄

それぞれ、電車やバスで移動すれば近郊に温泉地や有名な観光地もあります(東京であれば鎌倉や江ノ島。仙台であれば松島や秋保温泉。高松であれば直島。福岡であれば太宰府天満宮など)。

これらの有名な観光地は市街地から公共交通機関で片道1時間もあれば到着できます。ですので、「夜はアプリを使って現地のゲイとリアルしたい!」「旅の夜はやっぱりご当地ゲイバーでしょ!」という方は有名な観光地に行くとしても、そこでホテルは取らず前述のような大きな街の中心地にホテルを取り、そこから目的の観光地に日帰りでアクセスすると良いでしょう。知らない街で乗る電車やバスも、いつもと違う体験なので楽しめると思います。

ホテルを選ぶ時のコツ

繁華街の近くにホテルを取るのが便利とわかっても、上記で挙げた規模の街の場合、繁華街が地下鉄などで数駅にまたがるほどに広範に及んでいたり、複数箇所に点在していたりします。では、どんな風にホテルの場所を選べば良いのでしょうか?

地図や旅行サイトを見ていてもイマイチどこのホテルを取って良いかわからない場合は、だいたいどのあたりにゲイバーが多いかを調べておくとホテルを選ぶ基準になると思います。

例えば、Googleで「○○(街の名前) ゲイバー」を検索をすると主要なゲイバーがマッピングされたGoogleマップが出てくるので、だいたいどのエリアがその街の歓楽街なのか、大まかに見当がつきます。バーに行けばお酒も入るわけですから、酔っても徒歩やタクシー1メーターで帰れるくらいの距離にホテルを取ると便利です。つまり、その範囲の中で予算に合うホテルを取るようにするとすぐにホテルを決めることができます。

最近はトリバゴのようにマップ上から最安のホテルを探すことのできるサイトもあるので、ぜひ活用してみましょう。

旅をより楽しむために、旅行の前にやっておくこと

ホテルを決めたら旅行前の事前準備です。
ガイドブックや旅行サイトを見て行ってみたい観光地を探す、と言った一般的な準備をするのは前提として、今回はゲイの一人旅を楽しむためのポイントに絞って解説をしていきます。

アプリを使って事前リサーチ!

主要なゲイアプリの中ではテレポート機能ができるものがあります。

AMBIRDでは位置情報を任意の場所に設定できるだけでなく、このエリアにいる人数を確認できます。AMBIRDは基本的には趣味や価値観の合う人をじっくり探すことをコンセプトとしていますが、すぐに出会いたい場合にも位置を変更して絞り込んで出会うこともできるんですね。

AMBIRDの最大の特徴は、自分の趣味趣向の「コミュニティ」に入ることで、趣味や価値観の合う人を探せるという点です。この「コミュニティ」の中には、「〇〇県在住」のように居住地を表すものがあります。ですので、行く先の地域のコミュニティに入っている人の中から気になる人がいたら、どんどん「いいね」をタップして行きましょう。いいねを押したら向こうに通知が行き、向こうもこちらに興味を持ってくれた場合は「いいね」を押してくれるので、互いが「いいね」を押して初めてメッセージのやりとりができるようになります。

互いが「いいね」をしないとメッセージができないという点ですぐに相手を見つけられないのがAMBIRDのデメリットですが、その代わりAMBIRDのユーザーのほとんどは居住地域のコミュニティ以外にも様々なコミュニティに入っているので、リアルの約束をした際も事前に入っているコミュニティをチェックしておけば話のネタを考えることができます。

このように、もし旅先の人とリアルをしたい場合はアプリを使いこなすと良いでしょう。旅行の予定が決まったらまずAMBIRDのコミュニティをチェック。旅の日程が近づいてきたら掲示板や即会える系のアプリなどと言った感じで、そのアプリが一番得意とするシーンに合わせた使い方をしてみましょう。

SNSを駆使して自分に合ったゲイバーをチェック

ゲイバーに行って現地の人たちと仲良くなりたい!という方は、事前にゲイバーをリサーチしておくことをオススメします。

先程ホテルを探す際に、Googleで「〇〇(都市名) ゲイバー」で検索してみることをオススメしたかと思いますが、Googleにマッピングされたお店は精度が低く、実際にゲイバーではない店も混じるなどあまり精度が高くありません。ですので、オススメなのがTwitterやInstagramと言ったSNSです。

Googleで「〇〇(都市名) ゲイバー Twitter」と検索してみると、多くのゲイバーのTwitterアカウントがヒットします。ぜひこれらのアカウントを見ていきましょう。

ゲイバーはどの街も、年齢層やルックスで分かれる傾向があります。どんな客層が集まる店なのかはSNSアカウントを見るのが一番わかりやすく、特に店子さんやママさん、常連さんなどが写っている写真がUPされている店はすぐに客層がわかります。
また、そのお店をフォローしている人は恐らくそのお店によく来ている人たちですから、フォロワーを見てみるのも客層を探る良い方法だと思います。

気になったお店が出てきたら、そのお店名と「Instagram」と入力してGoogleで検索してみると、Instagramアカウントがある場合はそのお店のInstagramアカウントがヒットします。Instagramは写真が中心のSNSなので、よりお店の雰囲気や客層がわかるでしょう。

このような方法を使えば自分が行きたいお店を正確に探すことができます。また、オープン時間や混雑する時間などもアカウントに書いてあることが多いので、事前に夜の予定も立てやすくなります。

「別れが惜しい…」と思える、素敵な体験を!

ここまで見てきたように、私達ゲイは現地の人たちと友達になれるチャネルをいくつも持っています。恐らくノンケの一人旅の何倍も楽しい旅にできるのではないでしょうか。

私は、このようなハンドメイドな旅行が楽しめるのはゲイに与えられた特権だと思っています。行くときは一人きりで出かけたのに、帰るときには「別れが惜しい」という気持ちで新幹線や飛行機に乗り込む体験は、一生の思い出になることは間違いありません。

祝日が多い上に、日本各地で美味しい食に恵まれる季節が訪れます。
この秋、ぜひゲイ一人旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

あわせて読みたい記事