
【新作映画】“ゲイの楽園”ファイアー・アイランドが描かれる
「ファイアー・アイランド」キービジュアル (C)2022 20th Century Studios.All rights reserved.
サーチライト・ピクチャーズが手掛けるオリジナル映画「ファイアー・アイランド」が、6月24日(金)よりDisney+で独占配信が決定した。
そこは、僕たちの「夢の国」だ。
“ゲイの楽園”が描かれる新作映画が発表されたということで、もう予告編を見たというゲイもいるかもしれない。
ファイアー・アイランドというのは、1970年代にゲイの楽園として人気を集めたリゾート地。実際にニューヨーク州ロングアイランド南岸にある島だ。現在もLGBTQの人々を中心にバケーションで親しまれているという!
なんて、羨ましい島なのか。
本作はそんなファイアー・アイランドを舞台に親友同士が1週間のバケーションを楽しむ、青春ラブコメディ。主人公のノアはパーティーやお酒、ダンスなどのド派手な遊びを楽しむ中、とある出会いをする。
いわゆるゲイのひと夏の恋、そして友情がどのように描かれるのか大注目だ。
主人公のノアは本作の脚本と製作を手掛けたコメディアン兼脚本家のジョエル・キム・ブースターが、ノアの親友のハウイーは、エミー賞にも2度ノミネートされた「サタデー・ナイト・ライブ」のボウエン・ヤンが演じる。
予告編によると、ノアやハウイーは意気揚々と船に乗り込みファイアー・アイランドへ。仲間たちの恒例行事であるファイアー・アイランドでの休暇だったが、休暇を過ごす友人エリン宅は今年で売却されることが決まったと聞かされたことで、思いがけず今年がファイアー・アイランドで皆で過ごす最後の夏となる。
最後の思い出づくりに全力投球の仲間たち。ハウイーが医師のチャーリーと意気投合する一方で、ノアはいけ好かない金持ちグループにいるウィルのことが気になり始めるのだったーーー。
映画情報
【キャスト】
ノア役:ジョエル・キム・ブースター
ハウイー役:ボウエン・ヤン
エリン役:マーガレット・チョー
【スタッフ】
監督:アンドリュー・アン
2022年6月24日(金)よりDisney+(ディズニープラス)で独占配信スタート
ファイアー・アイランドのポラロイド写真集『Fire Island Pines: Polaroids 1975 – 1983』
そんなファイアー・アイランドのリアルな写真が見られる写真集が存在している。
2022年現在amazonでは品切れだが、amazon内で作品紹介として掲載されている美しい写真に目が奪われる。
作品の題名にもある1975 – 1983という時代、このポラロイド写真集を撮影したトム・ビアンキは“ゲイの楽園”と呼ばれるファイヤー・アイランドで週末を過ごさないかと誘われたことをきっかけに、写真をとることに。
ビアンキはポラロイドカメラで人々、パーティー、プライベートな瞬間を写真におさめた。太陽、セックス、友情、魔法のような日々。行ったことがないのに、どこか懐かしい作品群。
この写真集を見て、本当にこんな楽園があれば行ってみたい。と筆者は思った。
映画をきっかけに、作品だけでなくファイアー・アイランドそのものに興味がそそられるゲイが多くなるのかもしれない。