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今を生きるゲイのトレンドをゲイアプリ「AMBIRD」コミュニティから読み解いてみた

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ゲイアプリやSNS、ゲイタウンにパーティー。

いい時代になったもので、現代を生きるゲイである僕たちは、スマホでカンタンにそういう情報にアクセスすることができるようになった。同じセクシュアリティを持つ仲間や、ゲイがたくさん集まる場所だって探すこともできる。

世間ではLGBTなんていう言葉も有名になって、「同性婚を可能にすべきかどうか?」などが、前向きに話されているのも見かけるように。(正直そっとしておいてと思うゲイもいるかもしれないけれど)

日本のゲイシーンの歴史は古い。

ゲイバーが発展し、ゲイ雑誌に同性愛を描いた作品が掲載されたのは戦後だとか。もう半世紀以上も前だと思うと感動せざるを得ないのだが、新宿二丁目がゲイバーを中心にゲイタウンとなっていったのは1960年代。その後ゲイナイトが全国に発展する中で、ドラァグクイーンやGO GO BOYがクラブを盛り上げる存在になっていったという。

今を生きるゲイならば誰もが感じることだと思うが、どうやら僕たちはしばしば異性愛中心の社会で居ないものにされがちだ。孤独を抱えたゲイたちの居場所が、こうした歴史の中で先人に守られてきたのかと思うと素直に感謝の気持でいっぱいになるのだが、正直こういった「ゲイ文化」にはまったく慣れ親しんでいないという、現代っ子なゲイも多いのかもしれない。

令和に発展したゲイアプリ「AMBIRD」

AMBIRDが誕生したのは2019年。まだまだ生まれたてであるにもかかわらず、2021年9月の時点でインストールは約20万。知っているという人や、使っているという人も増えてきたのではないだろうか?

そんなAMBIRDの特徴は「コミュニティ」

ゲイナイトなどでの一夜限りの出会いや、見た目重視のイケメン至上主義だったゲイアプリの業界に「中身で出会う」という価値観が出てきたのだ。

イメージモデルを見るとなんだかキラキラしてそうなアプリだが、中を見てみると結構マジメ。

真剣に彼氏を作るのであれば、中身も大事なのは当然のこと。

ただ、男同士だということもあってどうしても性欲に走ってしまいがちなのもわかるし、Twitterでゲイアカウントをやっている人のなかには裸の自撮りや写真やエッチな動画を載せている人も多々お見かけする。

まあでも、そういうちょっとエッチな出会いは、Twitterやヤリモクができるアプリで十分だということなのかもな……。AMBIRDを使っていると、そんな気持ちになる。

もともとは「ゲイであること」を共通点に集まっていたクラブ文化発展の時代。そこから時代は流れて、ゲイ文化に触れる人が増えると、「リーマン」「ノーパンスウェット」「デブ専」など、フェチズムを追求したテーマ性の高いナイトが増えていった。

そりゃゲイとはいっても、十人十色。それこそ多様性だ。「男が好き」ということだけじゃない共通点はたくさんあるし、なるべく自分の好みの人にたくさん会いたい!

そんな思いが「見た目」ではなく「趣味」「価値観」の共通点に発展したのがAMBIRDなのか…… と考えると、意外とゲイシーンの歴史を受け継いだアプリなのかもしれない。

AMBIRDで人気のコミュニティは?

AMBIRD事務局から、人気トップ15のコミュニティの情報を入手。さっそく見てみよう。

へぇ〜。ゲイアプリにしてはお上品だなあ。と思ったのは僕だけではないはず。

AMBIRD自体がヤリモクを推奨しないアプリというのもあってか、「ゲイ友が欲しい」コミュニティが不動の一位だそう。「じっくりとプロフィールを見て出会って欲しい」という運営の願いどおり、ほとんどのユーザーが最低ひとつ以上のコミュニティに入っているみたい。

ちなみに、マジメに「相方募集中です」に入ってるユーザーも多そう。なるほど、「温泉やお肉などを楽しみながら、一緒に居て笑い合えるようなパートナーを探しているよ〜」というテンションのゲイが多いのかもしれない。

さらに、コミュニティには「ゲイカルチャー」というカテゴリがあって、いわゆるゲイならではのコミュニティが並ぶ。これが「ゲイカルチャー」で人気のコミュニティ。

「GMPD好き」や「細マッチョ好き」が集まるコミュニティも。このように、外見を起点としたコミュニティもあるのだが、マニアックなアニメや映画、バンドなどのコミュニティも次々に誕生している。今では約5000種類のコミュニティが存在しているとか。

びっくりしたのが「宇多田ヒカル」や「安室奈美恵」、「椎名林檎」という名だたる歌姫たちのコミュニティよりも人気なのが「K-POP」や「Official髭男dism」だったということ! ディーバよりも韓国や人気Tik Tokソングが最近のゲイトレンド……? というか、セクシュアリティを超えたアプリ世代の若者のトレンドなのかもしれない。

「米津玄師」もいるが、「昭和の歌謡曲が好き」も根強いようだ。自分と同年代もちゃんといそうで、ちょっと安心……。

「ゲイっぽさ」よりも「自分っぽさ」?

AMBIRDの人気コミュニティを見てみると、コテコテのゲイっぽいコミュニティよりも、いい意味で「ノンケっぽい」ものが目立っていたように感じた。

しかしゲイ特有のカルチャーはまだまだ廃れない。コロナ禍で大変な局面を迎えているお店なども多いが、ゲイタウンやゲイバーに行けば、あの独特の空気にどっぷりと浸かることもできる。

その一方で、ゲイであることをオープンにする人や、セクシュアリティに関係なく友だち付き合いをする人も増えてきた。インターネットの普及によりゲイ同士の出会いも促進されたが、それと同時にセクシュアリティに関係なく価値観を共有できる相手も増えたのかも知れない。

それでも、今やわざわざ「ゲイと一緒に」楽しまなくてもいい「趣味」や「価値観」を、あえてゲイ同士で楽しむ。そんな体験ができるのが、AMBIRDなのだろう。

「ゲイたるもの、○○でなくては……」という、見た目的なモテへのプレッシャーから抜け出して、思い切り好きなことを通じて、自分っぽさ全開で出会う。それも、現代のゲイらしさなのかもしれない。

AMBIRDは、ゲイ・バイセクシャル男性向けの恋活・友活を支援するマッチングアプリ。「ゲイにもっと、心開ける出会いを」をテーマとして2019年春にサービスを開始して以来、累計ダウンロードは2019年9月時点で約20万回を突破。日本発のゲイアプリ。

AMBIRDについてもっと知りたい人は、こちらをチェック!

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