
【ゲイの恋愛は短命?】彼氏との長続きの秘訣をゲイ当事者が解説!
せっかく恋人ができたのに、長く続かないというゲイの話をよく聞きます。
ゲイカップルが長続きしないというのは、ゲイの世界ではネタ化されるほどよくあることなんですね。
よくある長続きしないゲイカップルの宿命を断ち切り、長く関係を続けるなら多少の知識や作戦が必要かもしれません。
今回は彼氏との長続きの秘訣を、これまで恋愛してきたゲイ当事者が解説していきます。
ゲイの恋愛は短命?けっこう言われます
ゲイカップルは「半年持てばマシ」と言われるほど短命が多いです。
色々と原因はあろうと思いますが、スタートから間違っているという説も。
出会いの場が盛り場
街中は異性愛者の世界であり、学校・会社・お店などさまざまな場所に男女の出会いが転がっています。
一方で、ゲイが恋愛をするにはまずお互いがゲイであるか(もしくはゲイとの付き合いがOKな人か)を確認し、そこからはじめて次のステップに進みます。
必然的にゲイバーやハッテン場などの盛り場がゲイの出会いの場になることも多いでしょう。

最初の出会いの時点でアルコールが入っていて前後不覚の状態、そのまま体の関係から入るといったことにもなりがちです。
男女でいえばバーでナンパという、そうそう結婚に繋がらないタイプの出会い方ばかりですから、ゲイカップルに置き換えても長続きしないのは仕方ないとすら思えます。
アプリの出会いは自然消滅も多い
ゲイ限定のマッチングアプリの登場により、郊外に住んでいるゲイやお酒が飲めないゲイにも出会いのチャンスが大きく広がっています。
ただ、アプリの出会いは次第に連絡が減っていく自然消滅が多かったり、ちょっとでも気に入らないことがあるとブロックして永遠の別れになってしまうなど、悪い意味でもライトです。
セックス目的のアプリ利用者も多く、そもそも真剣なパートナー探しに繋がらないという悩みも聞かれます。
これはゲイの世界の中でも問題意識を持っている人は多く、近年ではゲイのパートナー探しをサポートするサービスが登場してきています。
同じゲイアプリでもAMBIRDやBridgeなどは、コンセプトやシステムでやりもくが入りづらい工夫がほどこされています。
ゲイとして色々とアプリを使った結果、真剣なパートナー探しをアプリでするならば、AMBIRDが良いと思います。
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ゲイとの出会いの場そのものが近くに少ないという場合は、まずはそのようなゲイアプリを試してみるのがおすすめです。
また、男女の婚活サービスのような、実際のお見合いを通じてパートナー探しをするゲイ向けのサービスも登場しています。
恋愛への価値観がまちまちである
ゲイは出会いの場がインスタントであり、セックスの合意も比較的かんたんに取れてしまうからか、体の関係から入りがちです。
その後カップルになっても「一生のパートナーになりたい」という思いと「恋人の楽しい部分だけ味わいたい」という思いが一致していなかったりします。

同じような状況は男女のカップルにもあると思いますが、男女には結婚というゴールがあるためか、一定期間を過ぎると覚悟を決める瞬間があるようです。
ゲイにはそのような明確なゴールがないぶん、付いた離れたとなりやすいのです。
浮気が許容されがち
長く付き合ったときに、セックスレスに陥るカップルも多く、性的なことだけは彼氏以外に求めたいという人もいます。
そこでしっかりと話し合ったり、黙認のルールを設けたりなどして割り切った関係を持つのは良いのですが、黙って勝手に外で肉体関係を築いてしまったり、新たな恋愛に発展してしまったり…修羅場を招きかねません。
「性欲があるのは仕方ない、男だもん。」そうかもしれませんが、お相手を傷つけたり裏切ったりする行為を「性欲があるから」という理由でチャラにしようとしてしまうのは良くない文化と言えるのでは?
彼氏との長続きの秘訣をゲイ当事者が解説
長続きしないというゲイカップル、彼氏と一生のパートナーになりたいと考えるゲイのために、気をつけると良いポイントを挙げていきます。
愛ある目標と行動をお互いに大切にできてる?
月並みですが、愛が強いカップルは末永く続いていきます。
では、その愛とは何なのでしょうか?
まずは「お互いにできればずっと一緒にいたいよね」と思えるお相手を見つけること。そして、「ずっと一緒にいたい」という共通の目標を二人で大切にできていることが重要です。
先述した通りあなたが「一生連れ添いたい」と考えていても、相手がそうでないなら成立しません。
そして、その共通の目標のために、自分本位になったり、お相手を傷つけたり、アンバランスな力関係になったり…ではなく、相手のために、そして健全に自分らしくいられるために、愛情表現を行動に移すことではないでしょうか?
「一生連れ添いたい」という想いが一緒でも、その目標を叶えるような行動をお互いにしていなければ、もちろん破局しますよね。そのあたりをしっかりと話し合える土台がないと言うなら、パートナーづくりには早いかもしれません。
そもそもスタートとして、上でも挙げた、AMBIRDやBridgeなどの比較的真面目にパートナーをつくりたいと考えている人が集まりやすいゲイアプリで活動をはじめることをおすすめします。
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セックスの相手が欲しい!という人と付き合っても、「お互いにできればずっと一緒にいたいよね」という共通認識を持つには時間がかかりそうです。結婚したい人がナンパをするのではなく結婚相談所に行くのと同じ原理ですよね。モチベーションが合う人と出会うことが先決です。
良き友人になっていくことで長続きすることも
筆者が知る限り、長続きしているゲイカップルは、若い頃に同棲したまま何年も続いている・同じ趣味を楽しんでいる・一緒にビジネスをやっているなど、恋人というよりは友人のような関係が多いです。
まあ、二人きりの時にはイチャイチャしてるのかもしれませんが、いい意味で「恋愛過ぎない」「甘えすぎない」対等な関係性であることが、二人の関係のバランスを良くしていくのかもしれません。

長年連れ添った夫婦が「お互いが空気のよう」と表現することがありますが、ゲイカップルにも似たような境地があるようです。恋する気持ちでキュンキュンしているうちはまだまだということなのかもしれません。
これは以下で解説する項目とも共通していますが、お互いが恋愛とはまた別の軸として「なくてはならない存在」になっていくのが理想だと言えるでしょう。
カップルの将来について話し合う
繰り返しになりますが、あなたが「一生のパートナー」と考えていても、相手がそうではないかもしれません。
若くてまだまだ遊びたいとか、恋人として楽しい思いはしたいが人生を生きるのは独りで十分と考えているかもしれません。
片方だけの気持ちが強いと「重い」と思われるかもしれません。
おぼろげで良いので、数年後・数十年後の二人がどうなっているかという話をしておくことも大切でしょう。
生活や家事のルールを作る
同棲している場合は、生活や家事の分担をしっかり決めましょう。
どちらかの負担が重い生活は、はじめは良くても次第に不満が溜まってしまうかも。

また、同棲ではなく片方の家に居候状態になっている場合は、お金の按分もしっかりしておきましょう。
お金の切れ目は縁の切れ目です!
お互いの趣味・趣向を否定しない
ゲイのお付き合いは見た目やセックスから入りがちなため、人柄や趣味は後から付いてくることが多いです。
男の趣味とは、他人からするとくだらなく見えるもの。しかし、相手が本当に好きなものを頭ごなしに否定してはいけませんよね。
同じ趣味に付き合う必要はありませんが、否定しない・干渉しないのは大人のマナーです。
「その趣味のどんなところが好きなの?」と話を振ってみて下さい。自分にはわからない世界が広がったり、実は以外なところであなたの趣味とつながったりするものです。
ぜんぶとはいかなくても、同じ趣味をいくつか楽しめるのも理想的でしょう。
そういう意味だと、やはり繰り返しですが、5000種類以上のコミュニティで出会えるAMBIRDは趣味が合う人と出会いやすくなっているようです。
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お互いが打ち込める趣味や仕事を持つ
相手が好きなことは結構ですが、お相手以外にも打ち込めるものを持っているほうが、恋愛でうまくいかないときにも自分の生活を乱さずにいられます。
一緒に過ごすのですから、良いときばかりではありません。喧嘩やいざこざがあって乗り越えていく過程に必要なのが、まわりの友人や仕事、趣味でしょう。

依存し過ぎて「重いやつ」になってしまうと、お相手の将来の夢への道を邪魔してしまったり、友達を失わせてしまったりなど…あまりいいことがありません。
恋愛は恋愛で楽しみながらも、お互いが打ち込める趣味や仕事を持って大切にしましょう!
お互いに一人の時間を作り、尊重する
男は独りの時間が大切と言います。
男同士なのでその感覚は分かりそうなものですが、ベタベタ依存体質のゲイはけっこう見かけます。
相手に嫌われない程度に趣味や生活の時間を奪わない心がけは大切です。
女性目線で「メールの返事を催促しないように我慢した」などというCMもありましたが、特にスマホのメッセージはあまり高頻度で送り合うとお互いの生活がままならなくなります。
二人が共有できる時間を作る
ここまで「お互いの一人の時間を大切に」ということを強調してきましたが、もちろん二人が共有できる時間も重要です。
同棲しているなら一緒に過ごす時間を、別々に暮らしている場合は電話をする時間などを設けると良いですね。
誕生日や記念日はしっかり祝う
年を取ってくると誕生日は老けていくばかりであまり嬉しくないんですね。
それでも、ささやかでも恋人に祝われれば嬉しいものです。

誕生日や記念日、年中行事などをしっかり祝うことで気軽にマンネリが解消されます。
サプライズでメリハリを作る
大がかりなサプライズではなく、ちょっとしたプレゼント・旅行・イベントの企画など、マンネリの解消は大切です。
ペットを飼う
ゲイカップルには子供を授からず、養子を取るという選択肢はありますが容易なことではありません。
3人目の家族としてペットを飼うのも良いですね。

こう書くとペットをゲイカップルのいい道具にするようですが、そもそも相手は生き物です。
お迎えするには相応の責任をもって、寿命まで見送る覚悟が必要です。
二人で挑戦する人生の目標を作る
家を購入する、一緒にビジネスをおこなうなど、共通の大目標を設定することで絆を深める方法もあります。
ここまで来ると相手は単なる恋人ではなく、人生のパートナーと呼ぶに相応しい存在となっているでしょう。
オープンリレーションシップという選択肢も
最後に、結婚という社会制度に寄らないゲイカップルだからこそ、作りやすい人間関係の形として「オープンリレーションシップ」というものをご紹介します。
オープンリレーションシップとは?
オープンリレーションシップとは、特定のパートナーとの精神的な繋がりを長く続けつつも、セックスの相手をお互い外部に求めるという関係です。
これはゲイ特有のただれた関係ということではなく、男女カップルが導入しているケースもあります。
お互いに合意であれば選択肢にも
不倫に拒否反応が強い日本においては、オープンリレーションシップを導入する夫婦はほとんど見られないと考えられていますが、まったくゼロというわけでもないようです。

要はカップルのお互いが合意しており、問題ないと考えている限りはトラブルにならないということです。
ゲイカップルには結婚のようなゴールがないため、オープンリレーションシップへの参入障壁も低いでしょう。
一人を愛するという考え方ももちろん大切
一方で、同性婚の制度化に熱心なゲイ団体があるなど、男女カップルと同様の結婚制度を求めるゲイは多く、彼らにすればオープンリレーションシップなどけしからんと思われるでしょう。
どちらの考え方もあっていいもので、どちらかにどちらかの考え方を押し付けるのは良くないということです。
オープンリレーションシップのような話題になると「こちらが先進的で一対一など古臭い」と言い出す人もいますが、それは正しくないでしょう。
一人を深く愛する人生を送れるなら、それは素晴らしいことです。
まとめ
彼氏との長続きの秘訣をゲイ当事者が解説しました。
内容を振り返ると男女カップルにも通じる項目が多いのではないかと思います。
ゲイカップルとは言っても人間と人間の付き合いであることは変わりません。
他人同士がお互いの距離をはかるのは面倒なことですが、そこが恋愛のおもしろさでもあります